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22歳女、職業・門番。

本文中に出てくる人名はすべて仮名です。

恐れと感謝

みなさま、ゴールデンウィークはいかがお過ごしですか?

倉沢は5月2日から7日まで、6連勤でございます。

これも門番の定め。。。

でも、この6日間はかなり人に恵まれており、それなりに楽しく過ごすことができました。

初日(5月2日)にひどい風邪を引き、熱出して倒れたのですが、それでも仕事時間中は立ちっぱなしの業務をこなしました。


前田さんのことを怖がって、会いたくないとか仕事に行きたくないとか考えてましたが、避けるよりも前田さんの懐の中に飛び込んで頑張らなきゃと思ったのです。

別に可愛がられなくてもいいけど、

嫌われてもいいけど、

私の方から前田さんのことを嫌っちゃいけないと思いました。

ビジネスパートナーのことを避けてしまうのは、それは社会人としてナンセンスだと思ったから。

苦手な部分はたくさんあるけど、前田さんと共に過ごせる時間を大切にできる大人になりたいと願うのです。

動転しても平然と。

私は、焦ると周りが見えなくなるタイプです。

イレギュラーな事態に出くわすと、物事の優先順位が分からなくなる。


冷静に考えれば分かること、

いつもの自分ならできることができなくなる。


今日も目の前のお客様をほったらかして電話応対をしてしまい、自己嫌悪でいっぱいになりました。

どんな時でも、目の前にお客様がいればその人に接することが第一優先なのに。


前田さんにも、北野さんにも、注意されることがいっぱい。

だけど理不尽なことはひとつもなくて、

私のことを守ってくれる人がたくさんいる。

とても恵まれているんだと思いました。


誰が見ていなくても、間違ったことはしない。

一点も恥じることのない、清廉な生き方をしようと決意しました。

門番として、精一杯。

素直でいること

私の欠点は、中途半端に頭が切れることだと自覚しています。

言われなくても、自分で気づいたことをやってしまう。

もっとこうすればいいのにと思ったことを実行してしまう。

だけどそれは、時に危険なことでもあります。


今日も、「これをやって」と頼まれた以上のことを勝手に自己判断でやってしまい、「それは頼んでないよね?」と注意を受けました。


自分にはできないことがあること。できることでも言われるまでやらないこと。

気が利かないと思われるかもしれないけれど、

今はいちいち「これやります」「やってもいいですか?」の一言を言わなければならない時。


良かれと思ってもやらない方がいいこともあるし、言われたことだけをやる“指示待ち”でいることも、新人の大切な要件なのかもしれません。

門に行くのが怖い?

お久しぶりです、倉沢です。

先日お休みをいただいて、久々に門へ出勤しました。

そうしたら、何をどうすればいいのか、今までに学んだことを全て忘れてしまったような気がして

不安でいっぱいになりました。

どうしようどうしよう。

体はしっかり動くけど、その動きにいちいち自信が持てなくて、怖くて仕方ありませんでした。


だけど、北野さんが優しくいろんな話をしてくれて、私はとても救われました…!

失敗もしたけれど、今日はみなさんと楽しくお仕事できて本当に良い日だった。


明日もまた頑張ろう。


修行の日々

昨日は前田さんのことを書いたので、今日は他の職員さんについて書きたいと思います。


私の教育係で、元門番のキャリアを持つ北野さん。

門に勤めて10年以上、門のことなら何でも知っている博識な方です。

仕事には厳しいですが、性格はとてもチャーミングで素敵な女性。


事実上、門のすべてを管理する陰の支配人です。

ベテランなのに奢ったところがなく、常に謙虚な北野さん。

この方が私の教育担当で本当に良かった、と日々感謝です。


元門番の経験を活かして様々な指導をしてくれるのですが、それらに打ちのめされるたび、一人前の門番になるには険しい道が待っているのだと思い知らされるのでした。

前田さんのこと

門の職員さんたちは、みなさんベテランです(わたし以外)。

その中でも特に大ベテランなのが、前田さんです。

仕事は誰よりもスピーディ。


前田さんと他の職員さんでは、同じ仕事でもやり方が違います。

私のような新人は、もっぱらマニュアルに沿って仕事を覚えていくんですが、前田さんのやり方はマニュアルに載っているものとは異なります。


前田さんは、私の仕事風景を眺めて(ご本人曰く「監視」して)様々アドバイスをくれるのですが、マニュアルに載っていることや他の先輩が教えてくれることとは逆のことを言われる場合もありまして。

ただ前田さんもかなり強い口調でご指導くださるので、「それマニュアルと違います」とは言い返せない私。


前田さんがいる場所では前田さんのやり方で、いない時にはマニュアル通りのやり方で、と方法を変えるのもちょっとストレス。。。


どんなやり方であれ、とにかく一人前に仕事をこなせるまでに成長しなければ!


前田さんに認めてもらえるまで、門番修行の道のりは遠いのでした。

やってくる子どもたち

博物館では、子ども向けの展示・企画をやっていることがあります。

幼稚園や小学校などの団体が来られることもあり、その対応はなかなか大変です。


引率で来ている学校の先生などは無料で入館出来るのですが、たまにボランティア的な感じで保護者の方が付いてくることも。

そういった付き添いの大人の方には、通常通りの入館料をいただきます。

この有料・無料の線引きがややこしい団体もあり、苦戦しています。。。


春は遠足シーズンでもあり、お隣の公園には毎日のように子どもがやってきます。

小さいお子さんだと間違って館内に入ってしまうこともあるので、注意して門を見張っていなければなりません。


門番と子どもたちとの戦いは続きます。